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家相の鬼門・裏鬼門とは?3つの対策法の紹介

家相は家の間取りや方位などから吉凶をみる占いですが、家相の中でも特に要注意といわれているのが「鬼門」です。鬼門は古来より「鬼が通る方位」といわれ、現在でも不吉なエリアとして家を建てる際や引っ越す際に気にする方が多いようです。

今回は、そんな鬼門のデメリットや鬼門方位の調べ方・対策などについて解説いたします。

鬼門と裏鬼門とは?

鬼門と裏鬼門とは?鬼門・裏鬼門とは家相や陰陽道などで用いられる方位や概念のこと。鬼門は北東に位置し表鬼門とも呼ばれています。裏鬼門は南西に位置し、表鬼門の対面にあることから裏鬼門と呼ばれています。陰陽道では「鬼が通る方角」「何事も忌むべき方位」と呼ばれるほか、北東と南西は陰と陽の境界となるため運気が不安定になりやすいエリアといわれています。

発祥

鬼門という考え方は中国から伝わりました。古代中国の都の北東に強靭な異民族が住んでいたことや、北東から強い冷風が吹きつけていたことから北東を警戒するようになり、それが鬼門の由来になったと考えられています。また、大きな桃の木がある山の北東に鬼が出入りする門があったというおとぎ話を由来とする説もあります。

歴史

日本でも、かつて都があった京都から見ると北東は冷風が吹き込み、当時異民族と考えられていた奥羽地方の人々が住む方位として恐れられていました。そのような背景と中国の鬼門思想が結びつき、さらに陰陽道や神道などの解釈が加えられ日本独自の概念として発展していったといわれています。その後鬼門は建築や都市開拓などに取り入れられ、現在でも不吉な方位として広く知られています。

鬼門・裏鬼門のデメリットは?

鬼門・裏鬼門のデメリットは?鬼門・裏鬼門のデメリットは部屋としての使いどころが難しい点です。鬼門や裏鬼門は家相がよくないと凶作用が発生したり家庭の運気を下げたりするといわれているため、間取りを決める際に慎重になる人も多くみられます。

一般的に鬼門・裏鬼門共に設置すべきでないといわれているのは玄関、キッチン、トイレやバスルームなどの水回り設備です。また、鬼門・裏鬼門の位置に建物の張りや欠けがある場合も凶相とされています。一方で鬼門に設けることができる部屋もあります。家相の流派にもよりますが、一般的に表鬼門・裏鬼門共に設置して差し支えないといわれているのは書斎や寝室などです。

家相以外のデメリットもあります。表鬼門のある北東は季節を通じて陽が当たりにくく、湿気が溜まりやすい場所です。冬も他の方角より冷えやすいため、活動が鈍くなりやすいという特徴があります。特に服を着脱するバスルームやトイレを設けるには不向きなのかもしれません。裏鬼門のある南西は暖かい方位ですが、夏場は日光が強すぎるため熱中症にかかりやすくなる恐れがあります。食品も傷みやすくなるためキッチンなどにはあまり向いていないのかもしれませんね。

家相の鬼門の調べ方

家相の鬼門の調べ方おおまかには表鬼門が北東、裏鬼門が南西の方角とされていますが、家相を見る場合は方位磁石などを用いて正確な位置を調べる必要があります。

鬼門の調べ方
1.家の間取り図と方位磁石を用意します。
2.家の中心地点を決めます。間取り図に対角線を引き、二つの線が交わる地点が家の中心となります。
3.家の中心地点から北東45度の範囲が表鬼門、南西45度の範囲が裏鬼門になるといわれています。なお、家の中心地点と北東・南西を繋いでできるラインを「鬼門線」と呼び、鬼門同様に注意すべき箇所としています。

家相の鬼門3つの対策法

鬼門は少々厄介な存在ですが、鬼門を避けた住宅を実現することは非常に難しいといえます。家相では鬼門対策を講じることで凶作用を弱めることができるといわれていますので、気になる方は参考にしてください。

1.鬼門除けアイテムを置く

盛塩

文字通り塩を盛る方法です。古くから塩には穢れや邪気を取り除く力があると信じられており、鬼門除けにも使用されています。特に盛塩の効果があるとされる場所は玄関、キッチン、トイレの隅、洗面所など。盛塩に使う塩は専用に清められた塩のほか、天然の塩を使用することも可能です。4、5cm程度の平皿を用意し、10gほどの塩を盛って配置しましょう。盛りつける形は円錐形や三角錐形が望ましいです。1~2週間程度で取り換え、古い塩は再利用せず白い紙に包んで捨てましょう。

パワーストーン・鬼門除け石

水晶などのパワーストーンには浄化作用があるといわれており、鬼門除けにも役立つといわれています。鬼門除け石とは鬼門封じ用の白い石のこと。鬼門の角を四角く囲いその中に敷き詰めることで鬼門除け効果があるとされ、現在も京都などで取り入れられています。

鬼門除けの御札

神社やお寺にある鬼門除けの御札を使うと鬼門を封じることができるといわれています。表鬼門・裏鬼門に1体ずつ用意し、人の目線より上の位置に配置しましょう。

猿や麒麟・青龍の置物

猿や麒麟・青龍は鬼門除けが期待できる動物といわれています。特に猿は、鬼門を十二支で表した丑寅の反対方角である未申を表すため古くから鬼門対策に用いられ、京都御所の北東部分にも木彫りの猿の像が配置されています。麒麟や青龍は鎮の作用があるといわれており、凶作用を鎮めると考えられています。

柊や南天などの植物

柊は葉の棘に魔除けの作用がある、葉の棘を鬼が嫌うなどの理由から鬼門除けに使用されることの多い植物です。南天は「難転」にも通じる縁起のいい植物として有名ですが、邪気を払う作用もあるとされ鬼門除けにも用いられます。また、金木犀など香りのある植物も有効といわれています。枯れたり弱ったりすると悪い気が発生しやすいといわれていますので、手入れを怠らないよう注意しましょう。

2.鬼門除けにつながる習慣を取り入れる

清潔で風通しの良い状態に保つ

鬼門対策にまず挙げられるのが鬼門の位置を清潔に保つことです。鬼門部分を綺麗な状態にキープすることによって鬼門から入るマイナスの気を和らげる作用があるといわれていますので、意識的に掃除や片付けをしましょう。風通しが悪いと邪気が滞留しやすいともいわれているため、小まめに換気することも重要です。また、表鬼門と裏鬼門を結ぶ鬼門線上にゴミ箱などを置かないことも有効とされています。

鏡を鬼門線上に置かない

鬼門には「あの世との境目」という意味もあるようです。特に鬼門線上に鏡を置くと霊が映りやすいといわれていますので注意しましょう。

お香を焚く

鬼門方位には良い香りを焚き染めておくのが望ましいといわれています。お香には空気を清める作用もあるとされていますので一石二鳥ですね。アロマやポプリなどを使用することも可能です。

ドアを閉めておく

鬼門には開口部を配置しない方がいいといわれています。鬼門にドアや窓がある場合は開けっ放しにせず、できるだけ閉めておくようにしましょう。

3.方位除け神社で厄除けをしてもらう

鬼門除けのアイテムや習慣だけでは不安という場合は、方位除けの神社で厄除けをしてもらいましょう。大阪府の方位違神社や、八方除の守護神として祀られている神奈川県の寒川神社などが有名です。神社によっては家相鑑定を実施しているところもありますので、間取り自体が気になるという場合は相談してみてください。

まとめ

まとめ科学的に正しいかどうかは別として、鬼門は日本に深く根付いている考え方の一つといえます。鬼門を恐れ過ぎないことも必要ですが、どうしても気になる場合は対策方法を取り入れてみましょう。鬼門と上手く付き合って家の運気をより良く保ってくださいね。