カードを使った占いとして有名なのがトランプ占いとタロット占いです。トランプとタロットは枚数などに違いがあるほか、占う内容にもそれぞれの特性があります。
今回は、トランプとタロットの違いやそれぞれの占いで占えること、トランプをタロットの代用として使用する方法などについて解説いたします。両者の違いや強みを理解してさらに占いを楽しみましょう。
トランプとタロットの違い
トランプとタロットは遊戯や占いなどに使用されるカードです。双方ともに絵札と数札から構成されていますが、次のような違いがあります。
トランプ | タロット | |
枚数 | 53~54枚 | 78枚 |
構成 | 52枚(A~K×4スート) ジョーカー1~2枚 |
大アルカナ22枚 小アルカナ56枚(A~14×4スート) |
トランプとタロットには類似点もあります。特に小アルカナとトランプは構成やスート名などがよく似ており、大アルカナから小アルカナが分離してトランプになったという説もあります。
ハート、ダイヤ、クラブ、スペード(A~10までは数札、11~13は人物札)
● 小アルカナのスート
聖杯、硬貨、剣、杖(A~10までは数札、11~14は人物札)
また、トランプのジョーカーはタロットの大アルカナの愚者が起源であるという説もあり、トランプはタロットから発展したという見解もみられます。
ルーツ
現在、トランプとタロットのルーツには諸説あり、トランプの方が歴史が古くトランプに大アルカナが追加されてタロットになったという説や、トランプとタロットのルーツはそれぞれ別にあるという説などがあり両者のつながりはよく分かっていないようです。
なお、トランプの起源で有力なのは中国の「葉子」というカードで、14世紀にはヨーロッパで使用されていた形跡があるようです。
タロットのルーツは定かになっていませんが、現存する最も古いタロットカードは15世紀にイタリアで制作されたものだといわれています。
どんなことが占える?
トランプ占い
トランプ占いでは運勢や性格・仕事運などを占うことができます。恋愛について占うことも可能で、特に気になる人の気持ちやカップルの相性などをみることを得意としています。
そのほか、近い未来に起こる出来事や金運などを知りたい際にも役立ってくれるでしょう。トランプ占いはゲーム性が強いものが多いので、一人で占うだけでなく家族や友人と楽しみながら占いたい際にもおすすめです。
タロット占い
タロット占いでは、性格や運勢・恋愛運・対人関係などを占うことができます。
明確な答えを導き出してくれるため、Yes/Noで回答が欲しい場合や物事を決定したい際にも適しています。また、問題の解決法や対策を占うこともできますので悩みを抱えている場合もおすすめです。
ゲーム性のあるトランプ占いに比べると、タロット占いは相談内容をより掘り下げてストイックに占う印象があります。
トランプをタロットの代用として利用できる?
トランプをタロットの代用として利用することも可能です。特に、小アルカナとトランプは非常によく似ていますので簡単に代用できますよ。
小アルカナをトランプで代用する場合は、ハート=聖杯、ダイヤ=硬貨、クラブ=杖、スペード=剣としましょう。ただし、11番目の「小姓」についてはもともとトランプに存在しませんので割愛する必要があります。
タロットの大アルカナをトランプで代用するケースはあまり見られないようですが、ジョーカー=0(愚者)とし、黒のA~10=1(魔術師)~10(運命の輪)、赤のA~11=11(正義)~21(世界)とする例があるようです。
なお、トランプは絵柄が上下対称になっていますので、タロットの代用として使用する場合はマークなどを付けて正位置が分かるようにしておきましょう。
まとめ
トランプとタロットにはそれぞれ持ち味がありますので、占う内容やシチュエーションで使い分けるとより効果的かもしれません。トランプをタロットの代用にできるのも便利ですね。トランプ占いとタロット占い、双方の強みを活かして役立ててくださいね。